保育士の仕事は0歳から6歳までの子どもの保育をすることです。まずは食事、トイレ、睡眠といった衣食住に関わる身の周りの世話をします。また、遊びや対話を通して身体や感性の成長をサポートする役割もあります。保育士の仕事をするためには、「保育士」という国家資格を取得することが必要です。
資格取得の一般的な方法としては、大学院、大学、短期大学、専門学校の養成課程を修了することです。また養成課程を修了しなくとも、一定の受験資格があれば筆記と実技の試験を受けて合格すれば資格を得ることができます。多くの専門学校では、2年制のカリキュラムを組んでいます。実は専門学校には、「文科省・厚労省指定校」と「併修校」の2種類があります。
それぞれ資格取得の方法や得られる資格にちがいがあります。「文科省・厚労省指定校」を卒業すると、「幼稚園教諭2種免許」と「保育士登録資格」を得ることができます。一方の「併修校」とは、文科省・厚労省の認可がない学校です。よって資格取得のためには通信制短大を併修しなければなりません。
「併修校」と通信制短大を卒業すると、短大卒と同じ扱いを得ることができます。保育士の仕事といえば保育園の先生と思われがちですが、この資格を必要とする仕事は多くあります。例えば、乳児院、児童養護施設、学童クラブ、児童館など、職場は多岐にわたっています。専門学校によって他に取得できる資格もさまざまです。
各学校の費用やカリキュラムはもちろんのこと、取得できる資格についてもしっかり調べることが大切です。